2014年5月18日日曜日

【Disk Review:Road to Warped #14】A Lot Like Birds "No Place"(2013)

Road To Warped、20くらいまで書けるかなあ。 このブログは投稿の大部分をこの企画が占めているので、Warped関連が終わった後どういう方向で続けるのか、僕にもわかりません。

 今日はこれ。

A Lot Like Birds "No Place"(2013)
Rate 4.10/5.00
カリフォルニアのポストハードコア、A Lot Like Birdsの3rd。ツインボーカルのうちの1人はex-Dance Gavin DanceのKurt Travis。あと彼らは6人組なんだけど、プロフィールにはホーンとかのサポートメンバーもいるみたい。

マスコアっぽいキメや変拍子を多用していながら、温度のあるメロディー、コーラス、ディレイの効いたリフがその無機質さを払拭している、面白いバンドだと思います。ボーカルに関してはツインボーカルの強みを最大限活かしていると言ってもいいのでは。この手のバンドは強弱の変化を大胆につけるのが得意なだけあって、ふわふわしたパートからカオティックなパートへなだれ込むのは、かなりエモい感じ。


曲単位で見るならば、序盤で大きく熱量を上げていって、狂気じみた浮遊感の中で様々な温度に展開する上記MVのM-5"Connector"、対称的にじわじわと、気づいたらとても高いレベルの熱量を発するに至り、最後にギアを入れ替えて特大の熱量を放出して、ぬくもりを残したまま終わるM-8"Kuroi Ledge"(下記)が特に個人的に好みです。



Kurtが以前参加していたDance Gavin Danceとはまた違ってカオティックな要素が濃いバンドではあるけど、ポストハードコアから完全に離れている存在ではないので、マスコア方面への入り口として聴くのにうってつけの1枚かもしれません。

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