2017年7月8日土曜日

一人旅日記2017GW 2日目




この日も快晴。自転車で島を一周しようと考えていた。しかし、前の日にヤケ酒をしたおかげで朝から二日酔い。でも釣りと同じでせっかくここまで来たなら…ってことで無理やり宿を出た。

その前に開店したばかりのスーパーへ向かい、前日の反省を活かしてばっちり島寿司の入手に成功。今回の旅行で上手く行ったのはもしかしたらここだけかもしれないなあ。午後にもう一度行った時にはもう売り切れていたし、結構人気みたい。



寿司を入手してから一周スタート。宿のある大賀郷から左回りに自転車をこぎ始める。島独特な玉の石垣の集落を越えて、すぐにものすごい坂道が出てきた。眺めは抜群。しかし酒が残っていてまったく前に進まない…やっとのことで絶景の坂道を乗り越えても、ちまちまと急なアップダウンに苦しめられる。



それでもなんとか進み続けて、島の南東の末吉という集落までたどり着いた。事前に聞いた話だと、ここから次の集落は船が着いた底土港のあたりで、間には何もなくひたすら峠道ってことだった。二日酔いで峠越えはちょっと難しそう。しかもこの集落にはお店がなくて、休憩もあんまりできない。たぶん現状ではたどり着けないだろうなってことで、周辺をぶらつくことにした。


(洞輪沢の港にぽつんとある温泉。開いているのかが謎すぎて入らなかった)





まず最初に訪れたのはさらに南のほうの崖を下ったところにある、洞輪沢という小さな集落。港の周りに民家と釣り人用の民宿がちらほらあるだけで、人気がまったくない。集落の奥に行くと海沿いに少し道があったからそちらも足を運んだけれど、廃墟がいくつかあるだけ。時間の流れがゆっくり、って表現があるけど、ここに関しては完全に時間が止まっているようにすら思った。静止画のような世界に波の音だけが聞こえる。何もないところだけれどずっといられそうな場所だった。

そのあとは洞輪沢と末吉の間にある温泉へ。地元のおばちゃんが出迎えてくれた温泉は、海を一望できる素晴らしい場所にあった。地元のそばにも東京湾を一望できる露天風呂があって、そこは海に向かって低めの柵があるのが残念なんだけど、ここはそんなこともなし。お客さんもほとんど居なくて、ただただのんびりと眺めを楽しんだ。この温泉が近くにあったらしょっちゅう通うのに…
みはらしの湯

銭湯を出てからは元来た道を戻り、自転車を返しに行った。これであとは宿でゆっくりして帰るだけ。しかしその前には昨日買った焼酎を飲み干さなくてはならないということで2日目の晩酌スタート。島寿司をお供にこの日もちまちま飲み続ける。これが鯛に醤油がしっかり浸かっていてむちゃくちゃ美味くて、焼酎との相性も抜群。

さらにこりゃ酒がすすむ…と一人盛り上がっていたら、宿の外でバーベキューをしていた人たちに誘われて一緒に飲むことになった。東京から来たっていうカップルの方たちと、隣の御蔵島で働く人と、4人で改めて飲みなおし。二日酔いで始まったのに、この日も結局しっかり酔っぱらって終了した。

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