2016年12月17日土曜日

【Disk Review】Our Darkest Days "A Common Agony"'(2016)

さすがの高速メロディック大国。

Our Darkest Days "A Common Agony"'(2016)



カナダ、ケベックの高速メロディックOur Darkest Daysのフルアルバムです。アルバムは初になるんですかね。言わずと知れた高速メロディックの街ケベック出身ってことで、あの辺の界隈のライブになるとよく名前を目にするバンドでもあります。バンド名はIGNITEからなんですかね。

88 Fingers LouieやForusなど、豪華な面々をフィーチャーした曲もあり、リリース前から結構話題になってた印象のあるこのアルバム。モントリオールのSet It Backとのスプリットにも収録されてた曲も含めながら、これぞケベックらへん!って感じの1枚になってます。

すんごい個人的なことを言うと、ズズズ…って刻んだ後、ピロピロギターとともに疾走しながら暑苦しいボーカルが出てくるM-1"Now My Days Are Numbered"、M-6"Razorblade’s Fury"みたいな展開の曲が大好きなので、今作は1曲目聴き終わった時点でヘビロテ確定でした。笑 ある種おきまりのパターンではあるけど、こういう曲はいつ聞いてもわくわくが止まらないです。



ただ彼らがすごいのは、そういった熱量の高さだけではないこと。どんだけバカテクパート載せてても、要所で温もりあるメロディーやコーラスを聞かせてくれるんですよね。こんなのやられたらこちらだって胸がキュンとしちゃう。

もちろん初期FACTかよ!って感じのタイトなリフをフィーチャーしたM-3"Ceaseless"しかり、ミドルテンポの中でテクニカルなフレーズを炸裂させたM-10"Homesick & Bookmarks"しかり、楽器陣のバカテク加減も最高。聴いていて本当に飽きません。



Muteが少しクサい方向にシフトチェンジする中でも、ケベック周辺のメロディックシーンの層の厚さも伺える、かなりハイクオリティな一枚。是非チェックを。

0 件のコメント:

コメントを投稿