2015年11月6日金曜日

No Use For A Nameと僕


FAT WRECKED FOR 25 YEARSのタイムテーブルが発表になって、周囲から「休ませる気ないだろ(最大級の賛辞)」という声がちらほら聴こえてくる中、しれっとハイスタ後にアナウンスされたNo Use For A Nameトリビュート。

本国だとTony以外のメンバーも出て来てNo Use And Friends(みたいな名前だったはず)としてちらほら登場しているものの、日本はどうやらそうではないみたい。ちょっと残念だけど、それでも周りのバンドから愛されてるんだなあというのが、ひしひしと伝わってきてとても嬉しいですよね。

僕自身こうして海外のメロディックを聴き始めるようになったのはNUFANがきっかけなだけに、ノーエフやハイスタ以上に楽しみといっても過言じゃないです。ということでなんでNUFANからメロディックにどっぷり浸かっていったのか、ダラダラ書こうかと思います。そんな特別なでもない事をダラダラと書いて満足するつもりでいます。



NUFANとの出会いは高校1年の冬、当時のバンドで初めてライブハウスに出たとき。横浜のリザードってライブハウスで、出演は曲を作りはじめたばかりで、半数以上はコピー(しかも日本語ロック)をやるバンドだった自分たちと、東京からツアーで来たバンドと、神奈川ローカルのバンド(のちのち大学のサークルの超大先輩と判明)。どのバンドもお客さんとか一切呼んでなくて、「公開リハだー!」なんてふざけてたのをすごいよく覚えている。

ただこの日の自分たち以外のバンドは、どのバンドもかっこ良かった。まだテレビで見かけたNorthern19が衝撃的だったものの、あまりパンクを聴いた事のない自分は、たまたま共演した2バンドの格好良さに思わず音源を買って帰った。

家に帰って東京のバンドのCDを開けると、ライナーノーツが1枚入っていた。そのライナーノーツは彼らのレーベルのオーナーが寄稿したもので、彼らがどういうルーツを持っていていかに最高かがぎっしりと書かれているもの。その中に名前が出てきたのがNUFANやNOFXといったFAT界隈のバンドだった。

軽音楽部に入っているものの週1でしか練習できず暇だった自分は、とにかくそのライナーを暇さえあれば読んだ。そして「この紙に書いてあるバンド聴いてみたい!」って思うようになり、タワレコで手始めにCDを2枚買った。それがNUFANのベストとラストアルバムの"The Feel Good~"。


家に帰ってワクワクしてベストアルバムを再生した瞬間に流れる"International You Day"は衝撃だった。イントロから最後の"Nothing when you're gone~"ってところまであまりにかっこ良すぎて、まずこの曲だけでムチャクチャリピートした。そして一通り満足してから2曲目に入ると"Justfied Black Eye"。その後も"ファッキューザッツマイネーム"やら、ベストだとカットされてる"ルイー!ゴール!ゴール!"から始まるあの曲やら、とんでもないベストアルバムだなあと思った。

ちなみにこの頃、ブックオフに売っていた"Liberal Animation"でノーエフデビューもしたんだけど、あまりのワイルドさに「ゲップが出てくるなんかヤバいバンド」くらいの認識しかなかった。そんなこともあって、しばらく毎日のようにNUFANと東京のバンドのCDを聴いていた。もしあのときブックオフにあったのが"Punk In Drublic"とかだったら、人生が少し変わっていたのかも。


出会うまででムチャクチャ長く書いてしまったので次回に続きます。何回に分ければ良いんだろう。

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