2015年3月26日木曜日

一人旅日記2015春 4日目


旅の中日。ここから2日間は観光もそこそこに移動をし続けるちょっとハードなところでした。この日は大阪から鳥取の倉吉の近くまで。



朝6時前に大阪の宿を出発。空が少し明るくなって来たくらいの時間帯で、いろいろ写真を撮ったのだけどあんまりいい物は撮れてなかった。笑 大阪駅で乗り換えて、福知山へ。尼崎をすぎて宝塚、三田とだんだん進んでいくにつれ、住宅が少なくなってのどかな風景になってきた。途中からは自動で開いていたドアもボタン式になり、いよいよ都市部を抜けたなって感じ。

福知山には9時くらいに到着。そこから先の山陰本線には1時間くらい時間があったので、一度改札から出て駅前に出てみた。広く整備された駅前はラッシュが過ぎたとは言え平日の朝にしては人が極端に少なく、なんだか寂しい。この辺は車社会なのかなあ。駅前に蒸気機関車があったからそれの写真を何枚か納めて、その後はずっと駅で待ちぼうけをしてた。どうやらこの駅は近畿の北のほうを結ぶ交通の要衝みたいな役割があるようで、10時に近づくにつれて各方面に向かうために来たであろうお客さんが結構増えてきた。

そこから山陰本線を乗り継いで、一気に鳥取まで。兵庫県と言えば神戸の華やかな都市部のイメージが強かったんだけど、日本海側はまったく別の県みたいだった。とにかく山と田んぼ。だけど所々に城崎温泉とかの温泉地があるみたいで、思ったより車内は若い人が多かったなあ。

鳥取の県境に近づくにつれ沿線の秘境度が増して来て、ところどころ携帯の電波が入らないようなところも出てくるように。山陰本線は幹線と呼ばれる鉄道の中でも重要な役割を担う路線でありながら、電化されていない区間がまだまだ多く「偉大なるローカル線」みたいな名称もあるみたいで、本当にローカル線に乗ってる気分だった。鳥取の駅で乗り換えついでに駅前をぶらついてみたのだけど、昼間とは思えないくらい閑散とした街という印象。あとから聞いた話だと米子のほうが大きな街みたいだけど、それでも寂しい。

鳥取から再び電車に乗って宿へ。東郷池という湖のそばで一泊。天然温泉が湧いているらしくて、ゲストハウスのそばの旅館で温泉に入った。湯船に入るのは初日の金沢ぶりだったからじっくり湯船に浸かれるの嬉しかったなあ。

この日の宿はゲストハウスとカフェ、シェアハウスが一体になっている面白い場所だった。旅行者と地域の人、それにここに移住して来た人が一同に会する場所になっていて、静かな街ではあったもののひっそりとした熱気があった。上手く言えないけれど、こうした場所がある事ってその地域を大きく変えるきっかけになるんだろうなと思う。自分が大学で通ってた学部の中にはまちづくりに携わる人もいたのだけど、彼らがこの宿を見たらどんな感想を持つんだろう。とても気になる。

(たみ - Tami Tottori

・この日聴いていたものシリーズ



0 件のコメント:

コメントを投稿