2014年6月6日金曜日

2014 6/4 FACT "Witness Japan Tour 2014" @Zepp Tokyo


FACTのツアーに行ってきました。


元々はMemphis May FireとLower Than Atlantisがサポートアクトの予定で、MMF観たさでチケットを買ったものの、肝心の彼らが直前でキャンセル。ピンチヒッターでHEY-SMITHを迎えての1日になりました。


①HEY-SMITH

トップバッターはヘイスミ。昔一度だけ観たことがあったけど曲を覚えてなくて、後ろでずーっと立ち見。直前のアナウンスだったけど盛り上がりは十分。MCでは友人でもあるFACTが大変なときは力になりたいみたいなことを言ってた。アメリカツアーのとき、近くでFACTがレコーディングをしていてそこから仲良くなったらしい。実際FACTのボーカルが2階席で身を乗り出しながら彼らのライブを観てた。

ギターのカッティングがキレキレなのと、ホーンの二人がところせましとステージを走り回ってて、楽しそうにやるなあと思ってみてました。あとギターのリフでモロSUM41みたいな曲が多かったのはびっくりした。ギターがもう1本いたらリフでハモりとかできてよりかっこいいのでは…と思ったけど、それはまた別の話。


②Lower Than Atlantis

次はロンドンからのLower Than Atlantis。どうやらボーカルが体調を崩してしまったらしく、苦しそうに歌ってたのが残念。彼らもほとんど聴いたことがなく、初見だったのだけど演奏の骨太さが尋常ではなかった。リフやリズムは超攻撃的で、それでいて時折みせるきれいなコーラスだったり、浮遊感のあるギターだったりがすごいいいアクセントになっていて、問答無用で身体が反応した。

FACTというバンドのことを考えると彼らとは少しジャンルも違うし、ましてやフロアの認知度も他の2バンドより低い。だから初めのほうはフロアもただ傍観するだけ、といった感じだった。だけど彼らが演奏を進めて行くと、周りからは「かっこいいね」との声が。途中メンバーがジャンプを煽るとフロアの前のほうの人達はみんなそれに応じてジャンプしてたし、終盤では多くの人が曲のサビで手を挙げてた。様々な国や状況の中でライブをしているんだろうというのがよくわかるライブのうまさだった。初見のお客さんが多いフロアを盛り上げることはただでさえ難しいのに、それをZEPPみたいな大きなライブハウスで、それも言葉の通じない国でやってのけるのは本当にすごい。それだけかっこ良かった。

あと途中でFACTのアダムが出てきて、日本語でMC。新曲"Here We Go"のCMを作るためにムービーを撮影してたみたいだから、もしかしたら近日中に公開されるのかも。この曲、むちゃくちゃかっこ良かった。



きちんと音源を聴いて、メンバーが万全の状態でまたライブを観てみたい。


③FACT

最後は今日の主役、FACT。彼らを観るのは3回目。といってもこれまで彼らがメインのライブを観たことは一度もなく(Warped UK'13、先日のBelvedere来日)、どちらのライブもあまりフロアの反応がよくなかったから、どういったライブになるんだろうと結構楽しみにしてた。

客電が落ちた瞬間に尋常ではない歓声。最前から2つめのブロック、柵と柵の間で観ていたんだけど、ライブが始まると同時にこのブロックでもモッシュが。このブロックではモッシュ起きないかなと思っていただけにビックリ。セットは新作と旧作を半々ずつといった感じ。昔と今では音楽性が全く違うにもかかわらず、一つのセットリストとしてライブを成り立たせることができるのはすごいと思う。観たことが無かった"A Fact Of Life"だとか、"Error"、"Fog"あたりが聴けて個人的には満足。

フロアは新作も旧作も、関係無しにずーっと盛り上がってた。東京でのライブが結構久しぶりだったみたいで、そんなこともあってか、本当にみんな楽しそうにモッシュやらダイブやらしていた。

この日は各所にカメラが入っていて、ライブの模様がのちのちDVDになるとのこと。あとイギリスのロック誌、Kerrang!の取材が入っていたみたいで、終演後出演バンドとお客さんで写真撮影もあった。


MMFが目当てでチケットを買ったライブだったけど、こんなに盛り上がってるFACTを観られて、これはこれでよかったなあと思う1日でした。

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