2014年5月30日金曜日

2014 5/26 "Belvedere Special Show 2014" @渋谷Cyclone



Belvedereの来日公演に行ってきました。
(Review:Belvedere "'Twas Hell Said Former Child"


初めて行くサイクロン。場所がイマイチわかってなかったのでガッツリ迷いました。笑
結構ギリギリに渋谷に着いたこともあって、ライブハウスに入ったときにはもう1バンド目がライブをスタートさせていました。


Misled Balds
トップバッターは東京のトリプルギターとツインボーカルを要する高速メロディック、Misled Balds。ギター3本だから2本でハモってもバッキングがなってるし、ボーカルもシャウト、コーラス両方きっちり決めてたし、むちゃくちゃかっこよかった。

当然ながらBelvedereを見に来た人が多い中でのトップバッターは、地元の彼らであってもかなり難しいポジションだったと思う。でもメンバーそれぞれすごい硬派なんだけど楽しそうに演奏してて、観ているこちらも楽しかった。実際拳突き上げて歌ってるお客さんも多くて、トップバッターとして最高のライブだったと思う。


FACT(secret band)
次のバンドはライブ当日までのシークレット…ではあったのだけど、今日の主催であるAliveのツイッターでかなりわかりやすいヒントが与えられていたから、みんな内心「FACTだろ…」と思っていたはず。もしかしたら都内のこのクラスのライブハウスで彼らを観られるのはレアなのかもしれない。

来週からリリースツアーだからか、新曲はなくてメジャーでの1st,2nd中心だったかなあ。あくまで普段通りのセットって感じだった。ただBullionからのリリースだったPressureとStart From Hereをやってた。あと前に観たときよりアダムが歌う場面が増えたような気がする。フロアは思ってたよりも大人しくて、サークルがまれに起こるくらい。でもPurple Eyesとかは結構大きなシンガロングがあった。

それと演奏だけでなくMCでもジョークとか交えて場を暖めようとしていたのは、さすがいろんな場面でライブこなしてるだけあるなあと思った。来週のZEPPも観に行く予定でいるので、大きなステージで彼らがどうパフォーマンスするのかも楽しみにしたい。


Belvedere
FACTが終わり、フロアとステージを区切るスクリーンが降りる。フロアに広まる期待感。セッティングが終わって、SEに合わせて入場するのかと思ってたらそのままスクリーンが上がってBelvedereのライブが始まった。一曲目は"Subhuman Future"。尋常じゃないスピードのドラム、闘争本能に訴えかけるギター、ボーカル、全てを受け取って、フロアは今までとはまったく異なる盛り上がり。

フロアは見たかんじ20代後半より上の人が多くて、最後の来日後や解散後に彼らを知った人も沢山いただろうし、みんなそれだけにこの一瞬を余すとこなく楽しんでやろう、って思いだったと思う。それはメンバーのほうも一緒だったみたいで、フロント3人はピョンピョン飛び跳ね、Steveはビッグなコーラスになるとニコニコと拳を突き上げ、どこまでも楽しんでるのがよくわかる。あんなにニコニコと楽しそうにライブやるバンドも久しぶりに観た。月日を経るごとに、周囲を取り巻く環境が変わるごとに、落ち着いたパフォーマンスをするバンドも多いはず。僕は彼らの昔を知るわけではないけど、白髪の混じった、おそらく家に帰れば良い夫だったり父だったりするであろう彼らが、こうしてステージ上ではしゃいでいる姿を観られたのは本当に嬉しかった。

選曲は今までのアルバムからまんべんなくではあったけど、どちらかと言えば新しいほうのアルバムが多かった。どれもイントロで「この曲だ!」ってわかるもので、序盤にやった"Two Minutes For Looking So Good"、中盤の"Quicksand"、終盤の"Repetition Rejection"なんかは冒頭から超大歓声。あれだけのスピード感と複雑さでありながらイントロで曲がわかるっていうのはそれだけ演奏がしっかりしてることの裏付けだと思う。

あと音源を聴いてる時はあんまり思わなかったけど、彼らのライブを観てみると、今のメロディックやポップパンクに通じる部分が沢山あるんだなと思った。実際にライブにはいろんな日本のバンドマンが来ていたみたいで(自分はよくわからなかったけど)、彼らへのリスペクトを表明するツイートなんかもライブ後には見られたし、改めて彼らの与えた影響の大きさなんかも思い知った。

ライブは本編終了後アンコールを呼ぶ声がなかなか起こらず、じわっとしている間に待ちきれなかったのかメンバーが登場。この段階で21:50で、どうやら22:00までに演奏を止めてくれと言われていたらしく、Steveが時計を見ながら「あと10分しかないや!」みたいなことを言ってアンコール開始。時間もないし1,2曲かなーと思ったら4曲くらい演奏してた。笑 まあそれでも彼らの場合10分で十分収まるのだけど。

なんにせよ、「レジェンドを観た」というのが一番感想としてしっくりくるような1日でした。またの来日があるかはわからないけど、また彼らを必ず観たいなあ。

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